夜、窓を開けていると

きれいな虫の音が聴こえてきます。


日を追うごとに涼しくなって

秋の気配のする風が吹くようになりました。



８月は別称、秋風月。


爽やかな風にさそわれて

散歩に出かけた公園では

百日紅の白い花が緑の芝生に散ってきれいでした。


もう少し足をのばせば

道のこちら側から向こう側まで電線を伝って

琉球アサガオがアーチのようになって咲いている、お気に入りの場所。



１００日咲くという

百日紅の可憐な花も好きですが

琉球アサガオも秋深くまで

青いおおきな花を

次々と咲かせて楽しませてくれます。


もうすぐ９月。


夕暮れ時のベランダで

涼しい風にふかれてほっと一息。


この夏の楽しかった出来事を思い出しています。

「朝ごはんは新幹線の中で駅弁にしない？」

「それいいね～何食べよう」


車窓の眺めを見ながら

駅弁を食べるのは旅のお楽しみ。


旅情があって

昔から好きな駅弁ですが

電車に乗っている時間と

うまく食事のタイミングが合わなくて

なかなか買う機会がありませんでした。


でも、今回の仙台行きは

朝の早い時間にしたこともあって

駅弁タイムにはちょうどぴったり。



娘とふたり

ワイワイ言いながら

食べる駅弁はきっとおいしいはず。


さあ、何にしようかな？


オタノシミオタノシミ＾＾

月に一度、

チーズのガレージセールが

家の近くで開かれています。


おいしいチーズといえば

オランダが有名ですが、

お引越しが決まった時

好き放題に食べていたら

きっとエライことになっちゃうね。

健康のためにも

なるべく買うのは我慢しようと

チーズ好きな二人は泣く泣く決心（笑）


その反動が今来ているのか、

うれしそうに彼がときどき抱えて帰ってきます。


「前にいた人がこれおいしいって言っていたんだ♪」

ビニール袋からガサゴソ出してきたのは

唐辛子入りのナチュラルチーズ。

そのまま食べてみたけれど、

う～ん・・・ちょっとハズレかも（苦笑）

「フライパンにのせて焼いてる写真があるから

火を通してみる？」

あれこれ試しているうちに

「これが一番おいしいね」

彼にほめられたレシピはスパイシークッキー。


小さめの角切りにした唐辛子チーズ、粗びきのブラックペッパー

クルミなどを入れて焼いた塩味のクッキーです。



材料を混ぜてオーブンで焼くだけなので

作り方はとっても簡単。

ワインのおつまみにもピッタリです。

外側はカリッと、スパイシーで後を引くおいしさですが

くれぐれも食べ過ぎにはご用心。

飛行機の中から

青い雲海の向こうに

広がる朝焼けを見たことがあります。



神さまは本当に

この先にいるんじゃないかと

祈りたくなるような景色が

こころに残りました。


海の近くに住んでいた頃

好きだったのは、夏が過ぎても

いくつもいくつも花を咲かせる青い朝顔。

しばらくして

その朝顔にヘブンリーブルーという

きれいな名前があることを知って

もっと好きになりました。



夜明け前、

お日様が顔を出すまでの

ほんの少しの間

運河の水面はシーンと静まり

きれいな青に染まっています。


いつかみた「天空の青」と同じ

８月の朝の色です。