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March,2010 |
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春花秋月 |
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りんごの焼き菓子 |
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だれか教えて |
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さくやこのはな |
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いいこと考えた! |
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おしゃれゴコロ |
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クロッカスの花便り |
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ナイチンゲール |
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こころのおと |
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山 苔 |
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春 雷 |
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夢見月 |
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おひなさま |
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February,2010 |
January,2010 |
December,2009 |
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June,2009 |
May,2009 |
April,2009 |
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風のさんぽ <日本発> |
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春花秋月 |
30,March,2010 |
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ひと雨ごとに春の色が濃くなってきました。
夕方から強くなった風に
プラタナスの木がゆらゆらしています。
小さな丸い実も一緒にゆれている姿は
まるで、たくさんの音符が踊っているように見えます。
奏でる曲名は「Spring comes」
枝の先で、風にあわせて踊る小さな丸い実。
季節がゆっくりとかわりはじめました。
時折、白菫色の空を
羽を広げたおおきな鳥が飛んでいきます。
突然あらわれた千鳥は、
空の舞台でひとしきり舞い終わると
すぐにまたどこかにいってしまいました。
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春花秋月。
季節ごとに違う美しさを見せてくれたオランダ。
また一年、めぐる季節をたのしんで、
ゆっくりと、穏やかに過ごしていきましょう。
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りんごの焼き菓子 |
27,March,2010 |
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オーブンからりんごの焼ける
甘酸っぱい匂いがしてきました。
この季節になると、
作りたくなるりんごの焼き菓子。
上の子が幼稚園に入る頃、
公園で知りあって友達になった人の家に
初めていった時にも、このりんごの焼けるいい匂いがしていました。
ほんわりした、とてもやさしい味のケーキで
「わたしにもできますか?」と、作り方を聞いたら、
「材料を全部ボールにいれて、混ぜるだけだからとっても簡単」
そういってレシピを書いてくれました。
子ども達のおやつの定番になった、この焼き菓子。
それから何回つくったことでょう。
でも、頂いたレシピ通りではなく、
いつもあるものを使って目分量で作ってしまうので、
その時々で膨らんだり、しぼんだり。
今日の出来はどうかな?
キッチンの出窓にほおづえついて、
焼き上がるのを待っています。
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だれか教えて |
25,March,2010 |
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「ねぇ、もしかしてあれナイチンゲールの鳴き声?」
朝の6時半、
外はまだ暗いのですが、鳥が鳴いています。
「今日の一番鳥は、いつもより20分位早く鳴いているね」
と、彼がいったとき、
「うん。あれっ?」
なんだかいつもの鳥と鳴き声がちがいます。
この日に備えて、
ナイチンゲールの鳴き声の聞けるサイトを
何度もくりかえし訪れて、しっかり耳で覚えていたはずなのに、
ライブの鳥の声を前にして、
同じだという確信が今ひとつもてません。
ベランダに出て、耳を澄ませると、高く低く
複雑な鳥のさえずりが、低い茂みのある辺りから聞こえています。
アムステルフェーンの我が家の近くには
豊かな自然が残っていて、
もしかしたら、春をつげる
ナイチンゲールが渡って来たのかもしれません。
あぁ、いまバードウォッチングの先生がここにいて、
あれがナイチンゲールですよと、言ってくれればいいのに!
だれかあの鳴き声の持ち主を教えてください。
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さくやこのはな |
22,March,2010 |
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学生の時、通学路の途中に
一本のおおきな白もくれんの木がありました。
春のひかりのなか
白いつぼみがだんだんふくらんでくると、
毎朝、木の近くを通るのが楽しみになってきます。
そして、待っていたいちばんめの花がひらくと、
晴れた日は、もくれんの木の下で、いつも道草していました。
朝日に輝く白い花の間から、青空をみるのが大好きでした。
古事記のなかにでてくる、このはなさくや姫は、
富士山の頂から花のたねをまいて
日本中に花をさかせて春を呼んだそうです。
枝の先までのぼりつめ、
空に向かって、つぎつぎと夢見るように咲く白もくれん。
今でも、わたしのいちばんすきな木の花です。
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いいこと考えた! |
20,March,2010 |
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「いいこと考えた!」
この一週間、頭の片隅にあって
気になっていたことが、やっと解決しそうです。
先日、タンスを整理したときに
出てきた、あかいニットのロングワンピース。
もう着れなくなってしまったので、捨てる前に
何か他に利用できないかな? と、考えていたのです。
そして、できあがったのが
あかいニット帽2個とマフラー、ネックウォーマー。
この成果にひとり大満足のわたし。
思い出しては、ニヤニヤ笑いがしばらく続きそうです。
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おしゃれゴコロ |
18,March,2010 |
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春めいてくると
おしゃれゴコロがむずむずしてきます。
さあ、冬のコートはしまって、
きれいな春いろのコートの出番。
引き出しを開けたとき
あかるいいろが目に入るように
しまってある服をならべ換えてみました。
新しい服やバックを買う前に、
タンスの中を整理してみると、気に入っていたのに
わすれていた服や小物がみつかったりします。
それをみんな並べて
春のおしゃれの計画をたててみましょう。
全身の映る鏡を用意して、ファッションショーのはじまりです。
季節のはじめにそうやって遊んでいると、
買い足したいものがわかってきて、
デパートのバーゲンにいっても衝動買いの誘惑に負けずに
賢いお買い物ができるようです。
おしゃれするのはたのしいこと。
あかるい笑顔できれいをみがけば
まわりの人にもきっと、たのしい気分が伝染しますよ。
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クロッカスの花便り |
16,March,2010 |
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あかるい春の陽ざしにさそわれて
運河沿いの小道を散歩していたら、
枯れ葉が降りつもった、柔らかそうな日だまりで、
クロッカスのつぼみをたくさんみつけました。
春を告げる花として
オランダの人に愛されているクロッカス。
あちこちからつんつんと
顔をのぞかせている、うす紫のつぼみは、
ちょっとつくしに似ていて、とてもかわいらしかったです。
クロッカスは、春一番の紫に続いて白い花が咲くそうです。
そして、黄色の花が咲く頃は、オランダも春まっさかり。
きっと、たくさんの花で彩られていることでしょう。
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ナイチンゲール |
14,March,2010 |
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西洋のうぐいすと呼ばれている、ナイチンゲール。
未明から朝にかけて歌うことから
小夜鳴鳥ともいわれているそうです。
雀によく似たちいさな姿をしていて、
日中は低い潅木の中にいることが多いので、
目にすることはとてもむずかしいとか・・。
こどもの頃、すきだった童話のなかに
ナイチンゲールがでてくるお話があります。
異国の王様はナイチンゲールの歌がだいすき。
いつもそばで聞いていたくて、
小鳥をつかまえて、籠の中に入れてしまいます。
歌わなくなってしまった、ナイチンゲール。
それを悲しんだ彼は、小鳥を自由にしてあげました。
それからしばらくして、重い病気になった王様。
すると、森からナイチンゲールがやってきて、
ベッドの傍らで、美しい歌を聞かせてなぐさめたと、いうお話でした。
ちいさいときは、ナイチンゲールをつかまえて
籠のなかに入れてしまう王様は、悪い人だと思っていました。
だけど、今は、小鳥の歌声を聞いて癒されたかった
王様の気持ちもすこしわかるような気がします。
幻の小鳥 ナイチンゲール。
その歌声をわたしも聞いてみたいです。
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こころのおと |
11,March,2010 |
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耳を澄ませると
こころのおとがきこえてきます。
あかるい音がするときは元気なとき。
ちいさくコトコトなっているときは
無理をしないでゆっくりやすみましょうというサイン。
忙しさを理由にして、
自分の行く先が見えなくなったら、
立ちどまってもういちど聞いてみましょう。
あしたのことは誰にもわからないけど
本当にステキなことは
たのしい、美しいこころのおとをきいて
まいにちを重ねていくこと。
今の自分を慈しみながら
しあわせにしてくれる何かをさがしにいきましょう。
歩いてゆく道の先に
よろこびの音がまっていますように。
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山 苔 |
9,March,2010 |
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ふわふわの山苔を
さんぽの途中でみつけると
さわってみたくて、立ち止まってしまいます。
こどもの頃に、祖父が大切にしていた
鉢植えの盆栽にあしらわれていた苔。
どこかほっとして、和める感じがして好きです。
きょう散歩の途中で見つけたのは、
古いきりかぶに自生しているもの。
ちいさな植物と一緒なって、
自然が作った見事な寄せ植えになっていました。
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春 雷 |
6,March,2010 |
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もうすぐ夜が明けるころ。
遠くで雷の音がしています。
冬のおわりを告げる雷鳴。
春雷。
昔、カミナリが好きと言ったら
ともだちにけげんな顔をされたことがあります。
空が急に暗くなると、ちょっとわくわくしてくる私。
「あっ、ひかった」
今、うすむらさきいろに一瞬空がひかり輝きました。
海の近くに住んでいたころ、
一度だけ、夜の海に雷を見にいったことがあります。
暗い夜空をかけぬけていく稲妻のひかりは
すごくきれいで、まるでひかる竜のようでした。
そんな母に育てられた
こども達もちいさいときからカミナリ好き。
遠くの方からゴロゴロ聞こえてくると、
飲み物片手にベランダでカミナリ見物。
「すごいねー」
「きれいだね」
「あっ、またひかった」
夏の夕方、雨空にひかる
イナズマを探して親子でよく騒いでいました。
前から一度見てみたいとあこがれているのは
音のない夜空に輝く、動くひかりのカーテン。
400年前にガリレオが
オーロラと名前をつけた、壮大な美しいひかり。
いつか天空を舞うオーロラに会いにいきたいです。
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夢見月 |
4,March,2010 |
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3月は夢見月。
「おおきくなって何になりたい?」
そう聞かれて、こどものときの答えはお嫁さん。
それから幼稚園の先生、イラストレーター。
自分の学力を棚にあげて、
美術の先生もいいなぁと思ったこともありました。
夢見ることはとてもステキなこと。
そう願う気持ちは自分を輝かせてくれます。
夢にむかってまっすぐ進むために
大切なのは、 強い意志の力と勇気。
でも、もしも途中でちがう道を選んでも、
夢見てがんばったことは、
自分の中にきっとなにかを残してくれるから。
だいじょうぶ。
あなたはできるよ。
そういって、夢みることを
こころから応援してあげられる人に
今、わたしはなりたいです。
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おひなさま |
2,March,2010 |
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ゆうらりゆうらり、船にのって
オランダにやってきたおひなさま。
あしたは3月3日ひなまつりです。
はじめておひなさまが我が家に来たとき、
娘はまだはいはいをしていました。
それから、はじめての一人歩き。
冬の朝、熱を出した娘を抱えて
あわてて病院にかけこんだ日もあります。
思春期。
3歳の時のイヤイヤマンに逆戻り、ずいぶん反抗されました。
20歳。
自分の考えていることを
はっきりと人に伝えることができる、強くて明るい娘になりました。
でも、時々とても優しい一面が顔をのぞかせます。
そして昨年、大好きなひとのお嫁さんになった娘。
これからもおひなさまと一緒に
そのしあわせを祈り、ずっと見守っていきましょう。
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