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大笑い |
28,November,2009 |
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おかしくて、涙がでてくるほど
ひさしぶりに、思いきり笑いました。
アムステルフェーン主催の
秋の野外コンサートにいったときのこと。
ステージでは、前にTVでみたことのある、
のこぎりのような楽器の演奏がはじまりました。
「うーん。あまりすきな音ではないなぁ」
と、ちょっと思っていた私。
すると、前の席のちいさなおとこのこが、
となりのこに何かささやいて、おばけのゼスチャーをはじめました。
それは、私の感じていたこととぴったりで、
思わず吹きだしてしまった私。
おとこのこは、うしろで笑っている私に気づいて、
もっと笑わせてあげる! と、いうように
曲にあわせておもしろおかしく踊っています。
演奏しているひとに悪いなァと思っても、
涙をふきながら、大笑いはとまりません。
演奏が終わったとき、
泣き笑いで顔はくちゃくちゃになってたけど、
すっかりはればれとした、いい気分になっていました。
音楽をきいて、こんなに大笑いしたのははじめてです。
アー、おもしろかった!
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木ようび あめの朝 |
26,November,2009 |
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窓についた雨のしずくが、
街灯の光をうけて、キラキラ。
まるで、ほたるが光っているようできれいです。
あさねぼうのおひさまがゆっくり起きだして、
東の空がだんだん明るくなって来ました。
木ようび あめの朝。
すっかり冬の装いとなったプラタナスの木。
ライトグレーの空に、
丸い実と小枝のシルエットがよく映えています。
今まで葉にかくれて
見えなかった小鳥の姿も、よく目につくようになりました。
早めに家事をすませたら、
青空がなかに広がる
お気に入りの傘をさしてでかけましょう。
空いろのベレー帽をかぶったら、カメラも忘れずに。
雨があがったら、
きれいなあかい実をさがしましょうか?
Take a joy !
きょうも、おだやかな一日でありますように・・・。
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古都 アメルスフォールト |
22,November,2009 |
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車の運転がにがてな彼が、
まいにち往復2時間かけて出かけていく先。
今日はいつもの走りなれた道を通って、
教会を中心とした古都の街でもある
アメルスフォールトにあそびにやってきました。
街の中は車が入れないので、
手前でとめて、歩いていかなければなりません。
こんなことからも、
昔からのふるい街並みを大切にのこして、
守っていることがよくわかります。
聖母の塔はオランダで最もたかい
中世の教会の塔のひとつで、高さが98mあるそうです。
赤レンガの壁だけの家が建っている
ムールハイゼン通り。
そのまま進んでいくと、
舗道の両側に洋服や雑貨のお店、
レストランがならぶショッピング街になります。
たくさんの人でにぎわう表通りをあとにして
ほそい路地をぬけると、エーム川沿いの
しずかな小道にでました。
むかしの面影が残る眼鏡橋や
赤レンガのかわいい家を見ながら歩いていくと
ちいさな美術館があり、中に入ってみることに・・・。
こんなときはふらっと入って、なんども楽しめる
ミュージアムチケットが活躍します。
ゆっくり絵をみたあと、のぞいてみた
ミュージアムショップで私のすきなシャガールの
青い花嫁のカードをみつけました。
きょうのおみやげはそれで決まり。
家にかえってから、
きれいな額にいれて飾りましょう。
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小さな冒険 |
18,November,2009 |
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家の近くのトラム(路面電車)の始発駅には、
いつも、青と白のラインの入ったトラムが停車しています。
今日は思いきって、初めて
一人で乗ってみようとやって来ました。
チケットをにぎりしめ、
出発12分前のトラムに乗り込んだ私。
ちょっと、ドキドキ。
でも、小さな冒険をするようで、わくわくします。
出発の時間を少し過ぎて、トラムが動きだしました。
家の近くの見慣れた風景も
いつもより高い目線から眺めると新鮮です。
車内は暖房が効いていて、暖かく、
通路をはさんで、隣の席に座ったのは、
かわいい男の子を連れた60歳位の女の人。
男の子は、ハムがはさんであるパンを手に持っていて
時々、口に入れてもぐもぐ食べています。
ふと、運転席を見ると車掌さんが、
男の子と同じように片手にパンをもって、
食べながら運転!していて、面白かったです。
目の前にあるハードルは、
尻込みしていたらなかなか飛べそうにありませんが、
むずかしそうに見えても、おもいきってやってみると、
けっこう簡単に飛び越えられるんだなぁ・・・と、気づかされました。
きもちひとつで
あたらしい世界がひろがって、
空は曇っていましたが、こころは快晴!
小さな冒険大成功! うれしい一日でした。
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冬のおたのしみ |
15,November,2009 |
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オランダの冬のたのしみは、美術館めぐりとコンサート。
それから、撮りためた写真をもとに、絵を描くこと。
空と大地が出会う地平線と見渡すかぎりの草原。
連立する木々の間にポツンと建つ小さな家。
オランダの風景をはじめて目にしたとき、
時間がゆっくりと流れているような、
やわらかい色調の葉祥明の水彩画をおもいだしました。
「あの絵とおなじ! 本当にあったんだ」
と、すきだった絵の中に入り込んだようでうれしかったです。
はじめてのオランダの冬。
さむくなったら、「英語学習本格スタート!」
なんて、言っていたのに、なかなかはじめられません。
いつまでも、ぐずぐずしています。
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風の音 |
12,November,2009 |
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明け方近く、
風の音で目がさめました。
プラタナスを大きく揺らして吹く風。
葉ずれの音が聞こえてきます。
もういちど目をつぶりましたが、
眠れそうにもありません。
こんなときは、ベットをぬけだして
キッチンでお砂糖のすこし入った
カモミールの熱いミルクティーをいれます。
時計のコチコチなる音。
靴音たかく、窓の下を通りすぎてゆくひと。
手元には、絵本が一冊。
ほのぼのとして
どこか懐かしい感じのする挿絵を
ぼんやりと眺めながら、あまいお茶をゆっくりと飲みます。
そして体がほっこり温まったら、またベットの中へ。
これがいま一番効き目がある私の睡眠方法です。
眠れぬ夜にいちど試してみてはいかがですか?
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雪待月 |
8,November,2009 |
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雪待月になり、道行く人は
オーバーや、ふちに毛皮のついたフード付きの温かそうな上着に
手袋やマフラーをして、すっかり冬の装いです。
ふちにレースの付いた黒い傘を
クルクル回しながら話し込んでいる黒い肌の女の人、
お相手の男性はイスラム系の顔立ちをしています。
その向こうを「何頭身あるの?」
と、感心してしまうくらい背が高くて、
ジーパンのよく似合う金髪の女性が、足早に通り過ぎていきました。
背の高い人も、低い人も、
肌の色も、髪の色も違う、
様々な人が混ざり合って暮らしているオランダ。
今でも時々、
ここにいることが不思議な感じがすることがあります。
ふたりで、顔を見あわせて、
「オランダに住んでいるんだよね」と、言いあったり・・・。
雪待月。
オランダで迎えるはじめての冬が、すぐそこに来ています。
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秋色のパレット |
5,November,2009 |
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黄金色、樺色、琥珀、山吹茶。
秋色のパレットを開けたみたいに、
街路樹や公園の木々の葉がきれいに色づきました。
公園にはもちろんのこと、
家々の間や運河沿いの小道にも、
ゆたかな緑の芝生が広がっているオランダですが、
そのうえにも、たくさんの落葉がひらひらと舞い落ちています。
緑と黄色のコントラストがとても美しい落葉のじゅうたんが、
あたり一面ひろがる様子は、いつか見た映画のワンシーンのようです。
色とりどりの木々の葉で彩られた、
美しい晩秋のオランダ。
私の大好きな季節です。
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骨董の街 ハーレム |
3,November,2009 |
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小さな骨董品屋が並ぶ、ハーレムの街。
中世のたたずまいを今に残したような古い街並みは、
15世紀に建てられたゴシック建築の教会を中心に
マルクス広場があります。
ここは、ディジーという映画のロケ地に選ばれました。
広場で似顔絵を描くヒロインの女性は、画家の卵。
骨董屋を営む祖父のお店でアルバイトをしています。
ストーリーはそこから始まって、
あとは、見てのお楽しみ。
主人公が乗っていた自転車や、雨やどりしていた店先。
そんな映画の一場面を思い出しながら、
骨董品や雑貨が並ぶショウウインドウを
ゆっくりと眺めて歩くのはとても楽しかったです。
マルクス広場は赤いレンガの石畳。
そのまわりにはカフェが並び、たくさんの人で賑わっていました。
雰囲気のある美しい骨董の街、ハーレム。
路地をまがったら、
自転車に乗ったヒロインに会えそうです。
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