August,2010
雨の日も自転車に乗って
Coffee
オランダファッション
焼き物の街 デルフト
はちみつ色の島と青の洞窟
スキポール空港
ピンクな一日
クルーズ気分
白 夜
木の上のにわとり
キンデルダイクの風車
July,2010
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April,2009
風のさんぽ <日本発>

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雨の日も自転車に乗って 30,August,2010 


プラタナスの青葉に

やさしい雨がふっています。


空がだんだん明るくなってきました。



お天気の変わりやすいオランダで

外出するとき、便利なのはフード付きの防寒服。


だけど、すこしくらいの雨なら

平気な顔でぬれたまま自転車に乗ってる、

オランダの元気なおばあちゃんには、いつも感心させられています。


お天気が多少わるくても

登山用のポンチョを着ていけば平気かな?


もうすぐ雨もやみそう。


わたしも、自転車で出かけてみましょう。



ミストをふくんだ空気のなかで大きく深呼吸。


風を切って走るのは気持ちがいいです。


緑色に光るプラタナスの並木。


雲が流れていきます。









 Coffee  28,August,2010 



近所のスーパーや本屋さんにいくと、

無料のコーヒーメーカーが設置してあります。


買い物の途中で、おいしそうに

コーヒーを飲みながら、ひとやすみしているおばあさん。


カフェやレストランでは、いつでも

どこでも、安くておいしいコーヒーが飲めるオランダ。



江戸時代に、オランダから日本に

渡ってきたコーヒーは、最初は病気を治す薬だったとか。


流れてきたコーヒーのいい香りに

誘われて、母と入ったコーヒー専門店。


はじめて飲んだコーヒーは、お砂糖と

ミルクをいくらたっぷり入れても、苦くて飲めませんでした。


だけど、コーヒーの香りに包まれて

カウンターにすわっていると、すこし背がのびて

目の前のあるのが、甘いコーヒーゼリーでも

大人の仲間入りをしたようで、うれしかったです。



オランダ人のコーヒー好きは有名で

一日に何杯も飲む人が多いそうです。


上質で安くておいしいオランダのコーヒー。


オランダに来たときの、おみやげにいかがでしょうか。




オランダファッション 25,August,2010 


オランダの街を歩いていると、

ときどき、ハッとするような色や

デザインの服を着たひとに出会います。



絵画のような鮮やかな色と柄のコート、

柄物×柄物の上下。


一見シンプルそうな服でも

どこかのデザインが主張していたり。

独自性があり、ちょっと強烈で

トレンドなど関係ないといった感じのオランダファッション。


はじめは、ただ興味深くみているだけでした。


でも、せっかくオランダにいるのだから、

わたしにも似合うプリントやデザインの服を

探してみようと、最近思いはじめました。



だけど、これはと思うものを

試着してみるたび、鏡が“ダメだし”。

今のところずっと連敗つづきです。


ステキなオランダの洋服を

みつけて着こなせるまで、その道のりは長そうです。




焼き物の街 デルフト 23,August,2010 



古い教会をかこむ広場のまわりに、

むかし読んだ絵本のなかにでてくるような

かわいらしい建物が並んでいます。


フェルメールの故郷としても

よく知られている、焼き物の街デルフト。


お店のウィンドウをのぞきながら、

旧市街を歩いていると、塔の上から

カリヨンの音色が響いてきました。



運河の水面に

当時と変わらない、美しい街並み。


運河沿いの家々のなかに

ちいさな煉瓦のかわいらしいお家がありました。


つたの葉がからまる、大きな窓。


橋の欄干にも

ピンクや白のゼラニウムの花が飾られています。



小雨まじりの美しいデルフトの街。


白地に青を用いて彩色される

陶器の色はデルフトブルーというそうです。




はちみつ色の島と青の洞窟 20,August,2010 


きらめく青い海と、眩しい太陽の光。

地中海に浮かぶマルタ島は、夏真っ盛りでした。



市内をはしる黄色のかわいらしいバスは、

ジブリのアニメにでてくる猫バスのようです。


車窓から見える街の様子を

たのしみながら、フェリーの船着場に来ました。

そこから船でブルーラグーンのある島へ渡ります。



太陽のひかりを受けて、キラキラと輝く水面。


透きとおったきれいな海の色は、

青い絵の具をぜんぶパレットにだして

混ぜ合わせても、とても足りない美しい色のグラデーション。


吸い込まれるような、青の洞窟は

とてもきれいで目が離せませんでした。




はちみつ色のレンガでできた建物と、暑い夏の陽射し。


あこがれの地中海ブルー、おいしいシーフード。


いつかもう一度訪れてみたいと思うほど

マルタ島にすっかり魅せられてしまいました。










スキポール空港  17,August,2010 



空に溶け込むような

きれいな水色のKLM飛行機。


遠くからでも目に入る

オレンジ色のわかりやすい案内板と

動きやすいターミナルの作り、充実した施設。


スキポール空港は、

色々な人のニーズにあわせて

乗り継ぎの時間を、空港内であきることなく、

楽しめるように作られたそうです。



ショッピングを楽しむ人、ゆっくりと休む人、

ミニカジノで遊ぶ初心者には、

空港内でTシャツが1枚買える位は、ディーラーが儲けさせてくれるとか。


私のお気に入りは、オランダらしい

広い空と、みどりの地平線が見渡せる展望デッキ。


風に吹かれてすこしの間

ボーっとしていると、体もこころもすっきり、

リフレッシュされたようになって、気持ちがいいです。









ピンクな一日  15,August,2010 


プリンセスと名前のついている運河を

趣向をこらしたボートが次々と巡ってきます。


オランダは世界ではじめて同性結婚を認めた国。



たくさんのボートの中には、公務員や郵便局員、

おまわりさんの船もあります。


どの船もにぎやかな音楽とダンス、

衣装で自己アピール、とても楽しそうです。


一年に一度の華やかなゲイパレード。


平和で自由な雰囲気のなかで、

老いも若きも、ストレートも同性愛の人も

みんな飲んで、歌い踊り楽しんでいました。



運河沿いのカナルハウスの窓辺に

ピンクの風船をたくさん飾って、パレードを見ているカップル。


ワインを片手に楽しげに体を揺らしている

ピンクのTシャツを着た、おばあさん達。


ほのぼのとしていて

見ているこちらまで笑顔になりました。









クルーズ気分  12,August,2010 


運河を渡る

黄色のかわいらしい水上バス。


まるで本当のバスが、水のなかを走っているようです。



夏のおまつり「サンバカーニバル」を見に、

家から車で40分程のロッテルダムに来ました。


日常を離れて、特別な時間を楽しむために選んだ

今夜の宿は、かつて活躍していた客船が

そのままホテルになった、デ・ロッテルダム号。


客室のまるい窓が

クルーズ船時代を思い起こさせてくれます。


朝食のあとは外にでて、

空とカモメを見ながらデッキチェアでのんびり。


「いつか二人で、船に乗ってゆっくり旅をするのもいいね」

広がる景色を眺めながら、

ひと足早い、クルーズ気分を味わいました。



南米のいろいろな人たちが、

きらびやかに着飾り踊る、サンバカーニバル。


ちいさな赤ちゃんを軽々と片手に抱いて

リズムにのって踊っていた、黒い肌のおかあさん。


その腕の中で、赤ちゃんも盛んに

手を振っていて、とてもかわいらしかったです。









白 夜    9,August,2010 



「こんなに夜遅くまであかるいと、眠るとき大変ですよね。

いつもどうされているのですか?」


日の沈まない白夜の国、

フィンランドで知り合った人に聞いたことがあります。


片目をつぶって微笑みながら教えてくれた答えは、

「ベットに入ったら、KISSして

アイマスクをかけて、次の朝までBye-Bye!」



やわらかい光に包まれて、

長い陽をたのしむオランダの夏。


お日さまは夜の11時頃に

地平線に近づいて、そのまま朝日となって昇ってきます。


うっすらと明るいオレンジ色の

光にうかぶ美しい木々のシルエット。


今日も長い夜がはじまりました。









木の上のにわとり 5,August,2010 


あかいトサカにくろい尾羽、

きれいな金茶色の羽。


森にあそびにいったら、

車をとめたすぐ近くの木の上に、

数羽のにわとりがとまっていました。



盛んに上げる「時の声」。

面白がって見ていたら、

昔、働いていた幼稚園で飼っていた、チャボを思い出しました。


はじめて行ったときから

ずっと、大すきだった幼稚園。


たくさんのことを教えてくれた、ステキな先生方。


あこがれていた人達の

輪の中に、自分も入れることを

知ったときは、本当にうれしかったです。



たのしかった思い出は、山ほど!


そして、そんなうれしい関係が

今でも続いているのが、夏のおあつまり。


一年に一度、心躍る再会に

気持ちは20代の頃に、タイムスリップしてしまいます。


ステキな先輩方とまたお会いする日が、

今からとてもたのしみです。









キンデルダイクの風車 2,August,2010 


空と水路と風車。

美しいのどかな風景が目の前に広がります。



干拓で国土を広げ、

大きく繁栄したオランダは、海面よりも

低い土地に水が入らないように、運河をたくさん掘ってきました。


その運河の水面を、風の力をうまく利用して

ポンプをまわし、維持していたのが風車です。


18世紀頃までのオランダでは、

農地に必要な水を入れたり、くみ出したり、

干拓や産業に、たくさんの風車が使われていました。



世界遺産に登録されている、キンデルダイクの風車。


自然を相手に、風車小屋で

仕事と生活をしていくのは、たいへんなこともあったでしょう。


風に吹かれて、この場所に立っていると

「オランダはオランダ人が作った」という

言葉の重みが、すこしわかったような気がしました








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