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木の実あれこれ 7,November,2012 





11月は雪待ち月。


ついこの間まで暑かったのに

季節は駆け足でめぐって今日は立冬。

暦の上ではもう冬の気配がしています。


毎年この時期になると

楽しみにしていることがあります。

それは、実家の裏庭でとれた

野ばらのあかい実がたくさん送られてくること。



箱をあけると、

他にも木の実があれこれ入っていて

うれしいプレゼントに思わず笑顔になります。


さて、どこに飾りましょう。


あかい実やまつぼっくりは

あけびの籠にシンプルに入れて

大きなまつぼっくりは

クリスマスツリーの飾りにしましょうか。

バラの花のように

きれいなシーダーローズの実は

木の実いっぱいのリースに加えましょう。


木の実あれこれを前にして

我が家の冬支度が始まりました。







匂い初め 5,October,2012 



「去年の今頃は咲いていていたよね」

「まだかなぁ」


匂い初めがいつも楽しみな金木犀。

今年はちょっと遅いみたい。

今か今かと咲くの楽しみにしています。



金木犀の花ことばは「謙虚」「真実」「かわらぬ魅力」


花が咲きはじめると

あの甘い匂いを追いかけて

あちこちそぞろ歩きをしたくなります。


雨が降れば

やわらかなオレンジ色の花は

すぐに散ってしまうけど、

地面に落ちたちいさなあかるい花が

辺りを彩っている様子も

風情があって美しいものです。


子ども達が小さい頃、

この落ちた花をひろい集めて

水をいれた小さな容器に入れてカシャカシャ。

香水づくりをしてよくあそびました。

覚えているかな?


甘い匂いが香ってくると

いよいよ秋も本番。

そろそろブーツがはけるなぁとか

あのコートを出してきて

お気に入りのショールとあわせてみようとか

秋のおしゃれが楽しめてうれしいです。



今朝、ベランダに出てみたら

「あっ、トンボ!」

たくさんのトンボが空を飛んでいました。


金木犀の花ももうすぐ咲くかな。


楽しみです。





秋の音色 17,September,2012 



リリリリーン リリリリーン

チッチッチ コロコロ

リーンリーン


秋のはじまりは

日ごと繰り広げられる

虫たちのコンサートで幕が上がりました。


ステージは家の近くの草むらです。



主役の虫たちは

にぎやかなきれいな音色を奏でて

毎夜、大熱演中。


9月になって

朝晩はだいぶ涼しくなったけど

まだまだ暑い日は続きそうです。


夏の疲れを取るには

おいしいものを食べて好きな音楽を聞いて

ゆっくり寝るのが一番。


秋風が吹くと

ギターの音色が恋しくなる私は

BGMに素朴なギターのCDを選ぶことが多くなりますが

そのギターと虫の音色の相性はピッタリ。


秋の夜を楽しませてくれること請け合いです。


ギターと虫の音色のコラボ。

この秋とってもおすすめです。







夕暮れの楽しみ方 10,August,2012 



公園であそぶ

こども達の声が

いつのまにか聞こえなくなりました。


そろそろ夕暮れのはじまる時間。



ま昼の暑さも

すこし和らいできたようです。


窓を開けて

ベランダに打ち水をしましょう。

部屋のなかを

涼しい風が通っていきます。


清少納言は枕草子のなかで

「夏は夜」と書いていますが

私は夕暮れ時がいちばん好き。

夏になると

夕暮れが楽しみになります。



運河の向こう岸に

ぽつぽつと明かりが灯りはじめると

あたりはほの青く染められて

とてもきれいです。


夜になる前のほんの数分間

仕事や家事の手を休めて

みるみる暮れてゆく

外の景色を眺めていると

今日も一日終わったなぁって

気持ちがリセットされます。


高層ビルの上を

飛んでゆく飛行機の明かりは

夜空にふわりと浮かんで光るホタルのよう。

本物のホタルはここでは見られないけど

晴海ホタルと名前をつけて愛でています。







夏 草 2,August,2012 



朝のおさんぽで

運河沿いを歩いていたら

宵待ち草の花がたくさん咲いていました。


花を摘んであそんでいると

あっという間に宵待ち草のブーケのできあがり。



お花屋さんには売っていない一夜限りのブーケです。

ちょっと贅沢な気分。

うれしくなってしまいました。


持ち帰って水に入れても

お昼ごろには花はしぼんでしまいますが、

夜になるとまたひとつふたつ

黄色い花が開きはじめて楽しませてくれます。


花言葉は「移り気」「ほのかな恋」。



都会のまんなかでも

よく見れば緑はたくさん残っています。

子どもの頃熟した実をつぶして遊んだ

ヨウシュヤマゴボウや

秋になると紫色の実をつける大好きな野ぶどうも発見。


道路の片隅に目をやると

夏草がのびのびと育っていて

朝露がひかってとてもきれいです。


こんなちいさな物のなかに

美しいものが隠れている。


いくつになっても

感じるこころを忘れないで

毎日をていねいに暮らしていこう。


夏草にはげまされて

明日も元気に過ごしていこうと思います。







風の通り道 21,July,2012 



鳥が風に乗って

自由に空を飛んでいきました。


今日の晴海は風がつよく吹いています。



風の通り道になっている所をさんぽしたら

ふわっと体が持ち上がりそうになって

ちょっと面白かったです。

ランドセルを背負って

向こうから歩いてきたこども達も

風にフラフラしながら

歓声をあげて楽しそうでした。


昔からエアコンのきいた場所よりも

風の流れを感じるところが好きです。


この夏も

風通しのいい服をきて

ベランダで夕涼みを楽しむつもり。



風の通り道は人のこころの中にもあります。

気持ちが前を向いて

動いているときはいいのですが

風の通りがすこし悪くなっているなぁと思ったら

ゆっくり深く息をはいて深呼吸。


こころに風を通してあげましょう。


いつかステキなものに出会ったとき

感じることができるように

こころのなかも風通しよく

過ごして行きたいですね。







雨の匂い 2,June,2012 





雨がサーっと降ってきました。


立ち上ってくる雨の匂い。


どこか懐かしい

この匂いに包まれていると

だんだん穏やかな気持ちになってきます。



どろんこ遊びが好きだった

子どもの頃、雨の降りはじめるときは

いつも湿った土のような匂いがすることを知りました。


それは、大好きな田んぼの匂いや

雨あがりの森であそんだときと同じ匂い。


ほっとするような雨の匂いは

今でも私にとって癒し効果バツグンです。


隠れたアロマテラピーと言えるかも(笑)


さあ、雨があがりました。


雨の匂いに癒させて

今日もゆるりと和みのさんぽ。

そろそろ出かけましょう。







夏めいて 20,May,2012 



爽やかな風が吹いています。


今日は五月晴れ。


ベランダにいるのが

気持ちのいい季節になりました。



うす紅色のひるがおも

あちらこちらで咲き始めて

晴海運河には

カッターボートが登場。


遠くから威勢のいい掛け声と共に

やってくるのですぐにわかります。


お日さまのひかりはもう夏の気配。



半そでの洋服にワンピース、麦わら帽子。


衣替えと一緒に

部屋のなかも夏支度をはじめましょう。


出番待ちの金だらいは

一年間、雨や風にさらされて

ピカピカがとれていい感じになってきました。


今年の夏も大活躍してくれそうです。







月見日和 6,May,2012 





冴えわたる夜空に

うかぶ満月もいいけれど

おぼろに霞む春の月も好き。


今宵は満月です。


ワイン片手にベランダでお月見三昧。


いい月が夜空をかざりますように。



晴海に住みはじめたとき

オランダで親しんだ

緑いっぱいの風景とはあまりに違いすぎて

ちょっとカルチャーショックをうけました。

だけど、夜になって

明かりが灯った高層ビルはほんとうにきれいで

これも人が作り上げた美しい景色のひとつだと感心しました。



ここからでしか見ることのできない

満月を愛でるのもまた一興。


ほろ酔い気分で

今夜もお月さまに乾杯しましょう。







薫 風 1,May,2012 





青空に誘われて

家の近くにできたばかりの

運河沿いの遊歩道にさんぽに行きました。


見上げると道路わきの

銀杏の木にかわいらしい新芽がたくさん。

青空の下お日さまのひかりにキラキラと

黄緑色が輝いていてとてもきれいです。



運河沿いの道は

今まで人が足を踏み入れてなかったせいか

あちらこちらにクローバーの群生が残っていました。

クローバー好きの私はちょっと感激。

草あそびをするのが大好きだった

子どもの頃から、クローバーは私にとって

いつも近くにある親しみやすい野草でした。

今でも花飾りをつくる競争をしたら

他の人に負けないかも(笑)



吹き抜けてゆく風はさわやかな薫風。


初夏のはじまりを告げる

みどりの風が吹いています。






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