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11月は雪待ち月。
ついこの間まで暑かったのに
季節は駆け足でめぐって今日は立冬。
暦の上ではもう冬の気配がしています。
毎年この時期になると
楽しみにしていることがあります。
それは、実家の裏庭でとれた
野ばらのあかい実がたくさん送られてくること。
箱をあけると、
他にも木の実があれこれ入っていて
うれしいプレゼントに思わず笑顔になります。
さて、どこに飾りましょう。
あかい実やまつぼっくりは
あけびの籠にシンプルに入れて
大きなまつぼっくりは
クリスマスツリーの飾りにしましょうか。
バラの花のように
きれいなシーダーローズの実は
木の実いっぱいのリースに加えましょう。
木の実あれこれを前にして
我が家の冬支度が始まりました。
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「去年の今頃は咲いていていたよね」
「まだかなぁ」
匂い初めがいつも楽しみな金木犀。
今年はちょっと遅いみたい。
今か今かと咲くの楽しみにしています。
金木犀の花ことばは「謙虚」「真実」「かわらぬ魅力」
花が咲きはじめると
あの甘い匂いを追いかけて
あちこちそぞろ歩きをしたくなります。
雨が降れば
やわらかなオレンジ色の花は
すぐに散ってしまうけど、
地面に落ちたちいさなあかるい花が
辺りを彩っている様子も
風情があって美しいものです。
子ども達が小さい頃、
この落ちた花をひろい集めて
水をいれた小さな容器に入れてカシャカシャ。
香水づくりをしてよくあそびました。
覚えているかな?
甘い匂いが香ってくると
いよいよ秋も本番。
そろそろブーツがはけるなぁとか
あのコートを出してきて
お気に入りのショールとあわせてみようとか
秋のおしゃれが楽しめてうれしいです。
今朝、ベランダに出てみたら
「あっ、トンボ!」
たくさんのトンボが空を飛んでいました。
金木犀の花ももうすぐ咲くかな。
楽しみです。
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リリリリーン リリリリーン
チッチッチ コロコロ
リーンリーン
秋のはじまりは
日ごと繰り広げられる
虫たちのコンサートで幕が上がりました。
ステージは家の近くの草むらです。
主役の虫たちは
にぎやかなきれいな音色を奏でて
毎夜、大熱演中。
9月になって
朝晩はだいぶ涼しくなったけど
まだまだ暑い日は続きそうです。
夏の疲れを取るには
おいしいものを食べて好きな音楽を聞いて
ゆっくり寝るのが一番。
秋風が吹くと
ギターの音色が恋しくなる私は
BGMに素朴なギターのCDを選ぶことが多くなりますが
そのギターと虫の音色の相性はピッタリ。
秋の夜を楽しませてくれること請け合いです。
ギターと虫の音色のコラボ。
この秋とってもおすすめです。
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公園であそぶ
こども達の声が
いつのまにか聞こえなくなりました。
そろそろ夕暮れのはじまる時間。
ま昼の暑さも
すこし和らいできたようです。
窓を開けて
ベランダに打ち水をしましょう。
部屋のなかを
涼しい風が通っていきます。
清少納言は枕草子のなかで
「夏は夜」と書いていますが
私は夕暮れ時がいちばん好き。
夏になると
夕暮れが楽しみになります。
運河の向こう岸に
ぽつぽつと明かりが灯りはじめると
あたりはほの青く染められて
とてもきれいです。
夜になる前のほんの数分間
仕事や家事の手を休めて
みるみる暮れてゆく
外の景色を眺めていると
今日も一日終わったなぁって
気持ちがリセットされます。
高層ビルの上を
飛んでゆく飛行機の明かりは
夜空にふわりと浮かんで光るホタルのよう。
本物のホタルはここでは見られないけど
晴海ホタルと名前をつけて愛でています。
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朝のおさんぽで
運河沿いを歩いていたら
宵待ち草の花がたくさん咲いていました。
花を摘んであそんでいると
あっという間に宵待ち草のブーケのできあがり。
お花屋さんには売っていない一夜限りのブーケです。
ちょっと贅沢な気分。
うれしくなってしまいました。
持ち帰って水に入れても
お昼ごろには花はしぼんでしまいますが、
夜になるとまたひとつふたつ
黄色い花が開きはじめて楽しませてくれます。
花言葉は「移り気」「ほのかな恋」。
都会のまんなかでも
よく見れば緑はたくさん残っています。
子どもの頃熟した実をつぶして遊んだ
ヨウシュヤマゴボウや
秋になると紫色の実をつける大好きな野ぶどうも発見。
道路の片隅に目をやると
夏草がのびのびと育っていて
朝露がひかってとてもきれいです。
こんなちいさな物のなかに
美しいものが隠れている。
いくつになっても
感じるこころを忘れないで
毎日をていねいに暮らしていこう。
夏草にはげまされて
明日も元気に過ごしていこうと思います。
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鳥が風に乗って
自由に空を飛んでいきました。
今日の晴海は風がつよく吹いています。
風の通り道になっている所をさんぽしたら
ふわっと体が持ち上がりそうになって
ちょっと面白かったです。
ランドセルを背負って
向こうから歩いてきたこども達も
風にフラフラしながら
歓声をあげて楽しそうでした。
昔からエアコンのきいた場所よりも
風の流れを感じるところが好きです。
この夏も
風通しのいい服をきて
ベランダで夕涼みを楽しむつもり。
風の通り道は人のこころの中にもあります。
気持ちが前を向いて
動いているときはいいのですが
風の通りがすこし悪くなっているなぁと思ったら
ゆっくり深く息をはいて深呼吸。
こころに風を通してあげましょう。
いつかステキなものに出会ったとき
感じることができるように
こころのなかも風通しよく
過ごして行きたいですね。
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雨がサーっと降ってきました。
立ち上ってくる雨の匂い。
どこか懐かしい
この匂いに包まれていると
だんだん穏やかな気持ちになってきます。
どろんこ遊びが好きだった
子どもの頃、雨の降りはじめるときは
いつも湿った土のような匂いがすることを知りました。
それは、大好きな田んぼの匂いや
雨あがりの森であそんだときと同じ匂い。
ほっとするような雨の匂いは
今でも私にとって癒し効果バツグンです。
隠れたアロマテラピーと言えるかも(笑)
さあ、雨があがりました。
雨の匂いに癒させて
今日もゆるりと和みのさんぽ。
そろそろ出かけましょう。
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爽やかな風が吹いています。
今日は五月晴れ。
ベランダにいるのが
気持ちのいい季節になりました。
うす紅色のひるがおも
あちらこちらで咲き始めて
晴海運河には
カッターボートが登場。
遠くから威勢のいい掛け声と共に
やってくるのですぐにわかります。
お日さまのひかりはもう夏の気配。
半そでの洋服にワンピース、麦わら帽子。
衣替えと一緒に
部屋のなかも夏支度をはじめましょう。
出番待ちの金だらいは
一年間、雨や風にさらされて
ピカピカがとれていい感じになってきました。
今年の夏も大活躍してくれそうです。
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冴えわたる夜空に
うかぶ満月もいいけれど
おぼろに霞む春の月も好き。
今宵は満月です。
ワイン片手にベランダでお月見三昧。
いい月が夜空をかざりますように。
晴海に住みはじめたとき
オランダで親しんだ
緑いっぱいの風景とはあまりに違いすぎて
ちょっとカルチャーショックをうけました。
だけど、夜になって
明かりが灯った高層ビルはほんとうにきれいで
これも人が作り上げた美しい景色のひとつだと感心しました。
ここからでしか見ることのできない
満月を愛でるのもまた一興。
ほろ酔い気分で
今夜もお月さまに乾杯しましょう。
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青空に誘われて
家の近くにできたばかりの
運河沿いの遊歩道にさんぽに行きました。
見上げると道路わきの
銀杏の木にかわいらしい新芽がたくさん。
青空の下お日さまのひかりにキラキラと
黄緑色が輝いていてとてもきれいです。
運河沿いの道は
今まで人が足を踏み入れてなかったせいか
あちらこちらにクローバーの群生が残っていました。
クローバー好きの私はちょっと感激。
草あそびをするのが大好きだった
子どもの頃から、クローバーは私にとって
いつも近くにある親しみやすい野草でした。
今でも花飾りをつくる競争をしたら
他の人に負けないかも(笑)
吹き抜けてゆく風はさわやかな薫風。
初夏のはじまりを告げる
みどりの風が吹いています。
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