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冬萌という言葉が好きです。
冬の寒さに負けず
芽吹きはじめた草や木々のことを表しています。
風邪をひかないように
たくさん着込んで散歩に出かけて
(途中で暑くなって後悔することもしばしば^^)
こぶしの花が膨らんでいたり
ちいさな花が咲いていたり。
そんな冬萌に出会うと
何だかうれしくなって
今日も一日がんばろうという気持ちになります。
むかしむかし、中国では2月の別名
如月(きさらぎ)にある「如」という漢字を
「ひとつが動き出すと次々に従って動き出す。
その動き出す状態」と表していました。
草や木、自然や動物など
すべてが春に向かって動き出す2月。
冬萌をさがしに
出かけてみませんか?
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天気予報通り
雨が雪にかわりました。
つぎつぎと空から降りてくる雪のひとひら。
街路樹にも白い花が咲いています。
みるみる辺り一面まっ白の雪景色になりました。
ベランダに置いてある
松ぼっくりも雪化粧。
さっそく
降りつもった雪を集めて
ちいさな雪だるまを作って遊んでいます。
2月は別名、如月(きさらぎ)
一年のうちで一番寒さが厳しく
寒さをしのぐために
衣をさらに重ねて着ることから
「衣更衣」きさらぎと
名前がつけられたとか。
雪が降った翌日は晴れ。
こどもの頃
祖父から教わったように
次の日はいい天気になりました。
あちこちから
スコップで雪を集める
「ガガガガー」っという音が聞こえてくると
なんだかうれしくなります。
雪国で育った私には
耳に馴染んだ懐かしい音です。
真っ白になった
野球場のグラウンドや公園で
元気にあそぶこども達。
にぎやかな歓声が聞こえています。
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こどもの頃から
お正月の花として
親しんできた香り水仙。
雪の中でも花が咲くことから
雪中花とも呼ばれています。
水仙の香りには
こころが穏やかになったり、
呼吸を整えたりする鎮静効果があるとか。
お昼寝から目が覚めたら
部屋のなかは、春の訪れを告げるような
雪中花の清楚な甘い香りでいっぱい。
幸せな気分になりました。
花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」
ルームフレグランスやアロマもいいですが
時にはこうして
香りのいいお花を飾るのも
気分が変わっていいものです。
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北風が吹きはじめると
木々も野草もきれいに色づいて
紅葉がとても楽しみになってきます。
季節の色を上手に重ね合わせ
衣服に取り入れて平安朝の人々は愉しんでいました。
その襲(かさね)の色目の中に
お日さまに照らされて輝く
落ち葉の明るい黄色と赤を表した
赤朽葉というものがあります。
私もまねして
紅葉の色を身にまとってみたいけど
明るい黄色と赤はちょっとハデかも(苦笑)
まずは面積を小さくして小物から挑戦。
深まる秋の色を
愉しんでいます。
散歩の途中にある
高層ビルの壁面いっぱいの蔦が今年も色づき始めました。
下の方はまだ緑色ですが
上に登りつめてゆくほど赤く染まっている様子がとてもきれいです。
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山上憶良が秋の七草として歌に詠んだ萩の花。
万葉の時代、男の人も
この花を髪に飾ったり
恋文を小枝に結んで贈りあったりして愛でていたそうです。
野山に自生して
冬は葉をおとし、春にまた芽生える
「生え芽(はえぎ)」から名前がつきました。
この花を見ていると
小さい頃よく遊んでいた野原を思い出します。
昔も今も萩の花には
風が吹き抜ける花野がいちばん似合いそう。
花言葉は「思案」「想い」「過去の思い出」
花が風に揺れている様子は
風情があってとても好きです。
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秋も深まってくる頃、
季節の風物詩のように
たくさんの木の実が贈られてきます。
大きいのや小さいの
あれこれサイズちがいの松ぼっくりや檜の実、
黄金色のヘクソカズラの実、アンバーバーム、藪椿などなど。
一つ一つ私のために
拾い集めてくれた木の実達。
手にすると
あたたかい気持ちでいっぱいになります。
アトリエmiyuuをはじめた14年前、
クリスマス用に準備していた木の実が足りなくなって
実家の母や叔母に拾ってほしいとお願いしたのが始まりですが
それから毎年、季節になると贈られてきました。
秋になってこれが届くと
よし!クリスマスがんばろう!と気合いが入ります。
10年以上も長い間、
アトリエmiyuuの活動を支えてくれて
仙台支部(笑)の皆さんに心から感謝。
ほんとうにうれしかったです。
今までありがとうございました。
秋の風物詩になった
木の実のうれしいプレゼント。
これからもときどき届くといいなぁ。
どうぞよろしくお願いします^^
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家の近くに
紅葉のきれいな公園があります。
この度リニューアルされて
公園の横にある運河沿いに
遊歩道ができました。
水辺の景観をたのしみながら
あたらしい散歩コースを歩いていたら
色づきはじめた野葡萄を発見。
たぶん、どこからか
小鳥が種を運んだのでしょう。
まるでちいさな宝石のようです。
緑色の実は
これからだんだん色づいて
紫から空色に変わって愉しませてくれます。
野葡萄の花言葉は「慈悲」「慈愛」
こんな野草とのうれしい出会いが
私に元気をくれます。
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夜、窓を開けていると
きれいな虫の音が聴こえてきます。
日を追うごとに涼しくなって
秋の気配のする風が吹くようになりました。
8月は別称、秋風月。
爽やかな風にさそわれて
散歩に出かけた公園では
百日紅の白い花が緑の芝生に散ってきれいでした。
もう少し足をのばせば
道のこちら側から向こう側まで電線を伝って
琉球アサガオがアーチのようになって咲いている、お気に入りの場所。
100日咲くという
百日紅の可憐な花も好きですが
琉球アサガオも秋深くまで
青いおおきな花を
次々と咲かせて楽しませてくれます。
もうすぐ9月。
夕暮れ時のベランダで
涼しい風にふかれてほっと一息。
この夏の楽しかった出来事を思い出しています。
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金ぺいとうみたいな
オレンジやピンクの花が
かわいらしいヤブカラシ。
この季節になると
空き地のいたるところで見かけられます。
あたりの藪を枯らしてしまうほど
勢いよく伸びて広がっていくことから
この名前がつけられました。
花言葉も積極性のある、攻撃性に富んだなどなど。
ちいさな花はさわると
ポロポロと落ちてしまいますが
そのあとがお楽しみ。
線香花火がパッと
咲いたようなきれいな形が現れます。
自然がつくる美しいもの。
子どもの頃、
ままごと遊びをしていて
それを知ってから
ずっとヤブカラシのファンです。
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トントンタンタントンタンタン。
どこか懐かしい
リズミカルな雨の音が聞こえています。
暑い夏の午後、
みるみる空に雨雲が広がって
風も強くなったと思っていたら
大粒の雨が降ってきました。
カミナリもそろそろ来るころかなぁと
部屋の中から
ワクワクしながら外を眺めていたとき
いいことを思いつきました。
ベランダで夏の間
活躍している金だらいをひっくり返して
雨のよくあたる場所に置いたら
いい音がするかも。
そうしたら、大成功。
トタン屋根にあたるような
雨の音がして面白かったです。
ほら、今ひかった。
ピカピカ、ゴロゴロ、トトトンタン。
窓を開けて
もてうすこしの間、夕立をたのしみましょう。
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