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うれしい約束 25,February,2012 



「あっ富士山♪」


三島の駅で

新幹線をおりてホームを歩いていたら

白いかさ雲を頭にのせた

きれいな富士山がみえました。



今日はうれしい日。


「いつか、子どもたちが大きくなったら

温泉に泊まっておいしいものを食べてゆっくりしよう」

子育てを共にしていた友人と

笑いながらした口約束が本当になりました。


久々の再会にこころは踊り

待ち合わせの場所へと足は急ぎますが

ちょっとドキドキ。


でも、顔を見たとたんに

あの頃へと時がタイムスリップしました。



初めて乗った伊豆箱根鉄道は

どこか懐かしい昭和の雰囲気。

あかい座席にかけられている

花もようのビニールシートがいい感じでした。


温泉に入っておいしいものを食べて

ゆっくりした翌日は

きれいな海を眺めに駿河湾へ。


波打ち際の岩の上で

かわいらしい千鳥がむかえてくれました。



お天気に恵まれ

大切な友とおしゃべりに

花を咲かせたうれしい二人旅。


おみやげは次に会う約束です。


その日がくるのを

今からとてもたのしみにしています。





下町さんぽ 佃島編 15,November,2011 



秋晴れのいい天気。


青い空をスイスイと

トンボが横切っていきます。


それを見ていたら

私もどこかに出かけたくなりました。


熱いお茶をいれた水筒に

久しぶりに作る自分のためのお弁当。

おでかけ気分も上がって、

準備OKです。



今日の下町さんぽの目的地は、佃島。

家から自転車に乗って10分位のところにある佃島は

隅田川河口の近代的なビルと昔ながらの町並みが混ざり合って

印象的な風景が広がる街。

雰囲気のある路地が多いのも魅力的です。

ゆっくりと散歩を楽しんでいたら

ちいさな路地を曲がったら所に

今も現役で使われているポンプをみつけました。

こういう古いものが大切にされているとうれしくなります。


佃島と言えば

おいしい佃煮が有名ですが、

そろそろお昼時、お腹も空いてきました。



佃公園の石段を降りると

隅田川沿いに遊歩道が続いています。

そこに、ひと休みするのに

ちょうど良さそうなベンチを発見。


お話の中にでてきそうな

きれいな白い塔の中央大橋と

隅田川を行きかう

いろいろな形の水上バスや遊覧船を眺めながら

開放感たっぷりのランチをたのしみました。


このベンチ、2011年

お気に入りの場所ランキング上位決定です。







築地探検 17,October,2011 



勝どき橋をわたると、

隅田川の向こうに

築地市場が見えてきます。



まだ暗いうちに起きだして

朝いちばんに築地へ行き

お買い物をするのは彼の得意分野。


休日は早起きするのが苦手な私。

ときどき、眠い目をこすって一緒に行きますが

お日さまはとっくに頭の上。

「早く行かないと、いいやつは売れてしまうんだ」

いつも彼が嘆いています。



築地は、一般の人が

お買い物をする場外と、高い天井、

オレンジ色の電球が印象的な場内に分かれています。

場内は、ターレット車と呼ばれる三輪自動車が

お店の間の狭い道を、猛スピードでバンバン走っていて

迫力があって面白いです。

だけど、ぼやっとしているとちょっと危ないかも。


竹であんだ籠をもっている人、

水槽の中で動いている海老や蟹、大きな貝類。


場内には誰でも入ることができるので

築地ならではの雰囲気を味わいに

一度は行かれてみることをお勧めします。

だけど、ターレット車に

引かれないように気をつけましょう(笑)。



スタスタと慣れた様子で

道をわたり、どんどん先に歩いてゆく

彼の背中をあわてて追いかけ

場内に入ると、すぐに

大きなマグロを解体している

ところが目に入ってきました。


お店の前で立ち止まり

マグロを品定めしている彼は、

目がキラキラしていて

まるで、ほしいお菓子を前にした子どものよう。

あたらしい洋服やアクセサリーを前にして

私がドキドキするのと同じで

どうやらマグロにときめいている様子(笑)。


マグロはどの部分もおいしいですが

骨のまわりについている身の部分、

中落ちをネギトロにして食べるのが私は好きです。



築地には、おいしいご飯を

食べさせてくれるお店もたくさんありますが

最近、私たちが気に入っているのは

好きな食材を買ってきて

家でゆっくり食べるというスタイル。


さあ、今日のメインディッシュは

彼がお店でときめいてしまった、活きオマール海老。



どうやって料理するのかな?


「ホラホラ見てごらん、動いているよ♪」


台所から、

うれしそうな声が聞こえてきました。


もう少ししたら

いつもの名セリフも出てきそうです。


「いいねぇ♪ 築地の恵みだねぇ!」





微笑みの国 27,August,2011 





ピカピカゴロゴロ♪


うす紫の雷光がひかって

バケツをひっくり返したような

激しいスコールが降ってきました。


ここは南国のタイ。


路上にとめてある

トラックの荷台には山もりのヤシの実、

高層ビルの谷間にある緑の公園、

鳥の声、都会の喧騒と貧富の差、

いろいろなものが

混沌としているバンコクに来ています。



路上に出ている、たくさんの露店や物売り。


果物をむいてジュースを作っていたり、

フライパンでじゃんじゃん何かを炒めていたり、

とり肉やお団子のようなものを揚げていたり・・・。


街中ですれ違う人は、

片手によくたべものが入っている

ビニール袋をぶらさげています。


お昼時にもなれば、

道路に面したテーブル席は

お客さんでいっぱいで、とてもにぎわっていました。



タイ料理の好きなわたしが

楽しみにしていたのは、パッポンカリー。

甲羅まで食べられる

やわらかいソフトシェルクラブを

カレー粉で炒め、溶き卵でふんわりとじたものです。

初めて食べたのですが

辛さも味付けもちょうどよくて大満足でした。



タイの古式マッサージに

すっかりはまってしまった彼は

短い滞在中、両手の指に余るほど

マッサージをうけて上機嫌でした。


目があうとにっこり

笑い返してくれるタイの人たち。


やさしい微笑みに出逢うたび

ほっと癒されるような気持ちになります。


今回の旅でみつけた

かわいいものベスト1は、

街中の中央分離帯にあった

みどりのツゲでできた象のトピアリー。



親子づれの象もいて

おかあさん象のうしろには子どもの象。


とてもかわいらしかったです。





もうすぐ夏祭り 22,June,2011 





ドンドコドンドン、ドンドコドン♪

太鼓の音にまじって

聴こえてきたのは、小気味よい横笛の音。


夏祭り本番前の秋田に来ています。


お囃子にさそわれて散歩にいくと、

竿頭の竿をあげる練習風景に出会いました。



稲穂に見立てた提灯に火がともり、

いくつもの竿がゆらゆらと揺れて

夜空に弧を描く姿がとてもきれいな秋田の竿頭。


でも、一本70キロある竿を

バランスをとりながら

手の上や肩、腰、おでこに乗せて

人に渡してゆくのは大変そうです。

練習に使われている竿は

何度も倒れているせいか、もうボロボロでした。

だけど、お父さんが夢中になっていることは

見ているこどもたちもにも伝わるのでしょう。

竿を持って親子で一緒に

練習する姿はとても微笑ましかったです。



秋田といえばおいしいもの。

わらびやじゅんさい、いぶりがっこに新鮮な魚。

久しぶりにでかけた朝の市場には

東京では手に入りにくい山の物が

ずらりと並んでいてうれしかったです。







熱烈歓迎 台北 10,June,2011 





台北にある古いお寺にきています。

立ちのぼる線香の煙のなか

熱心にお祈りをしている人たち。

線香の匂いに包まれた

あさのお寺は、どこかなつかしい感じがして

子どもの頃を思い出しました。



南国らしいしめった空気と暑い太陽。

涼しい木陰をつくるガジュマルの木の下には

たくさんの気根が風にゆれています。


カラフルな看板にかわいい黄いろのタクシー。

自転車王国のオランダとちがって

バイクに乗っている人の多いこと。

2人乗り3人乗りはふつうで中には4人乗りもありました。


街中のあちらこちらで見かけるマッサージ屋さん。


台湾式シャンプーは初めは水を使いません。

くるくると上へ上へ泡で器用に髪をまとめていって

最後はキューピーちゃん状態!おもしろかったです。




そして、台北の暑い夜は

ぴったりの夜市とビールと小龍包。


まるで、いつまでも終わらない夏祭りのような夜市。

金魚すくいや焼き饅頭、おいしそうな台湾料理の数々、

安い服やアクセサリー、靴など様々な物を売る屋台が

道の両側にびっしりと並んでいて圧巻です。

たくさんの人でにぎわっていて、

とても活気がありました。



この旅行で楽しみにしていたことは

おいしいものを食べることと、マッサージ三昧。

そして、もう一つあります。


それは、以前見たベトナム映画のなかで

印象的だった、燃えるような火炎樹の赤い花を見ること。

花のさく季節はちょうど今頃なので

もしかしたら、あこがれの花に台北で出会えるかもしれません。


だけど、街の中をいくら捜してもみつからず

あきらめかけていた頃、すこし足をのばして

郊外の山のお寺に行くことになりました。

お寺に到着してあたりを見まわすと

緑濃い山のなかに1ヶ所だけ

燃えるような赤いいろをしているところがあります。

「あれは、きっと火炎樹の赤い花」

そう、確信した私。

近くでみることはできなかったけど

お寺はもうそっちのけで

山ばかりみつめて喜んでいました。



台湾の人は一日に5食、

3時のおやつと夕ごはんのあと

夜市に出かけて夜食を食べるそうです。

だけど、やせている人が多いのは

食事をしながら

よく飲む花の香りのするお茶のせいかしら?


おみやげはプーアール茶と茶器に決定です。







下町さんぽ 路地編 2,June,2011 





雨あがりのちいさな路地裏。


青葉色濃くなった生垣から

かわいらしい小鳥が飛び出してきました。

「なんていう鳥かしら?」

立ち止まって見ていると、

大きなあくびをしながら

歩いてきたおじさんが

「あれは、シジュウカラ。近くに巣があるんだ」

笑顔でおしえてくれました。



しっとりとぬれた石畳。

懐かしい木の格子戸に赤いポスト。

木目の美しい板塀ものこっています。

足元にはコケの花。

よそゆきの顔でない

日々の生活の暖かな匂いのする路地がすきです。



雨もあがって

こんな気もちのいい朝は、

もうすこし遠回りして帰ろうかな。

雰囲気のある路地をみかけると

ついフラフラと入り込みたくなる発作は継続中。

もしかしたら、前世は猫だったのかもしれません(笑)







青空骨董市 25,May,2011 



五月晴れのいい天気。


自転車に乗って

門前仲町の富岡八幡宮まで出かけました。


今日のさんぽのお目当ては 神社の境内で開かれている青空骨董市です。



古くてかわいらしい雑貨やガラスの器、

竹の籠に反物、青い印判のお皿。


ときどき、何に使うのか

分からないようなものも売っているけど

それもまた面白いところ。


なんといっても、楽しいのは

掘り出し物をみつけたときのドキドキやワクワク。


うれしくて、値切るのを

つい忘れてしまいそうになりますが、

そこはぐっとこらえて、がんばって交渉します。


自分の思うような値段になったときは

喜びも倍増です。


この骨董市に通いはじめて

もうかれこれ10年以上たちますが、

いつ行っても、宝探しをしているような

楽しい気分になります。



スピーカーから流れてくる、

にぎやかなお囃子の音。


ときどき足を止めて

お店の人とおしゃべりしながら

境内をゆっくりひとまわり。


「私のつくるスカートは 、

けっこうファンがいるんですよ」

と、この場所でお店をだして14年というおじいさん。


実は 私もファンのひとりだって

この次会ったときは、告白してみようかな。





帰 郷 25,April,2011 





高速バスにのって

さくら吹雪の舞う東京から

母の待つ仙台へやってきました。


季節は早春に逆戻り。

しろい木連の花が満開に咲いています。


ちいさい頃から見慣れている

遠くの山の上もうっすらと雪化粧。

青々とした山肌に

朝のひかりがあたってとてもきれいです。


すこし遠くまで足をのばして

地元で有名なさくらの公園に出かけました。



花を愛でながら小高い山を一回り。


すると、椿がたくさん咲いている場所があります。

「ここには、椿の実がいつもたくさん落ちているよ」

と、母が教えてくれました。

よろこんだ私は、さっそく木の下にもぐりこみ

ビニール袋片手に木の実集め開始。

のんびりお花見どころではなくなってしまいましたが

おみやげがたくさんできて大満足。

うれしい一日でした。







下町さんぽ 4,February,2011 



冬晴れの空に誘われて、

今回はすこし遠くまで下町さんぽ。


前から一度いってみたかった大衆演劇を見に行きました。



昭和26年に建設された篠原演芸場は、

東京では最も古い歴史を持つ芝居小屋だそうです。

ワクワクしながら中に入ってみると、

座椅子にすわっておにぎりを食べたり、お茶を飲んだりしながら

幕が上がるのをまっているお客さんで一杯。


まるで、昭和の初め頃にタイムスリップしたような

あたたかみのあるアットホームな空間が広がっていました。



舞台が客席のま近にあるので

お芝居や踊り、煌びやかな衣装に

次々と早変わりする様子もよく見えて面白かったです。


座長さんの女形も艶やかでとてもきれいでした。


目もとや鼻筋を強調して、たっぷりと白塗りされた

厚化粧は、大衆演劇のトレードマークと知っていましたが、

それでも、舞台がはねて、お客さまを見送りに出てきた

役者さんの顔をま近で見たときはちょっとびっくりしました。



電車に乗ってぶらり出かけた下町さんぽ。


十条の商店街で食べた

とんかつ定食はなつかしい味がしました。


さて、次はどこへいきましょう?


今日は立春。


風はまだ冷たいけど

日ざしに春の気配がしています。




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