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 風の散歩 2008年5月 


朝、鳥の声で目がさめました。

カーテンをあけると

新緑のあわいみどりいろにかすむ、からまつの林。

朝の光あふれ、

5月の風が樹々をゆらし吹きぬけてゆきます。

ここにくる目的のひとつは、山の上でゆっくりと温泉に入ること。

ボーっとお湯につかりながら、白樺の林が風にゆれて

木のてっぺんにとまった小鳥も一緒にゆれているのをながめています。


空を鳥がいきかい、

うすきみどりやあわいみどりいろ、うすべにいろ、ももいろ、

いろいろな色に包まれて、遠く山々はまるで笑っているように見えます。


夕方からは霧がたちこめてきて、

うすもやの中、からまつの林がゆれる山の家に帰ります。



小さなしあわせは自分でみつけて作っていくもの。

だから、好きなひとと一緒にいる時間もひとつひとつていねいに大事にしていけたらいいですね。

まいにちの中で、それをくりかえし紡いでいって、

いつかその人にしてできない何かを

のこせればいいと思う。

今の私の夢は、そんなふうに年を重ねて

かわいいおばあちゃんになること。


春から夏へ、

季節がかわろうとしています。