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 風の散歩 2004年 9月 

 食卓に秋の色をのせたくて、口の中いっぱいに

 甘ずっぱいベリーの味がひろがるジャムを作りました。

少し赤みがかっている月も、

9月に入ると透明な光をまして

十五夜にみる月は青い光を放っているようです。

十五夜の次の日にでる十六夜(いざよい)、次の日が立待月(たちまちづき)、

そして居待月(いまちづき)、臥待月(ふしまちづき)、次いで更待月(ふけまちづき)。

このころになると月の形も半分ほどになります。


月の満ちかけとともに、海が動いて花が開くように、

人のからだの中にも月のリズムが宿っているように思います。


月のきれいなこの季節、ベランダに出て夜空に月をさがし、

今日あったことや「虫の音がするなあ」なんてとりとめもなく思っている時間がふえます。

季節の美しさを暮らしの中の何気ない場面で感じることができる幸せなひとときです。

もうすぐ

きんもくせいの小さな黄色い花が

甘い香りをただよわせ、

深まる秋を教えてくれますよ。